ミニPC Beelink EQ12 Pro 自宅サーバー化

Beelink EQ12 Pro 購入

前々から欲しかったBeelink EQ12 Proを購入してみました。省エネ、省スペースなミニPCです。OSはWindows11を搭載していますが、自宅サーバーとして使用するのでWindows11を削除し、Ubuntu Server 22.04をインストールしました。

メモリ交換

購入時のメモリ容量はDDR5-4800 16GBですが、少し物足りないのでDDR5-4800 32GBへ交換しました。残念ながら、これ以上は増やせないようです。

ストレージ問題

できればRAIDで使いたい・・・。2.5インチストレージを1台追加できるのですが、RAID1で運用するにはもう1台必要です。

Terramaster D2-320

そこで、外付けストレージケースを購入してみました。

USB3.2 Gen2×3ポート。Type-C×1ポート。Terramaster D2-320のUSBもUSB 3.2 Gen2ですので、速度は内臓SATA接続のHDDと同等の速度が出ます。

あと、スイッチの切り替えでRAID1または、シングルドライブとして認識させることができます。スイッチでRAID1として使用してもいいですし、UbuntuでのソフトRAIDを使ってもいいでしょう。

私は面倒なので、スイッチによるRAID1を使用しました。

USBの規格と速度

USB 2.0

• 最大転送速度：480Mbps
• コネクタ形状：Standard-A、Standard-B、Mini-A、Mini-B、Micro-A、Micro-B

USB 3.x

• 最大転送速度：5Gbps (USB 3.0)、10Gbps (USB 3.1)、20Gbps (USB 3.2)
• コネクタ形状：Standard-A、Standard-B、SuperSpeed-A、SuperSpeed-B、Micro-B

USB4

• 最大転送速度：40Gbps
• コネクタ形状：USB Type-C

Ubuntu Server インストール

インストール方法は検索すればいくらでも出てくるので割愛。

Ubuntu Server インストールトラブル

問題なくインストールできると思ったのですが、トラブル発生！初期セットアップが終わりインストールが始まるとフリーズします。何度やっても同じところでフリーズ。エラーからして外付けHDDの初期化でフリーズしてしまっています。HDDを交換しても同じ症状で進みません。

試しにWindows機に接続すると、フォーマット、ドライブとして割り当、ファイルの書き込みなど問題なく動作します。

調べてみると、海外のフォーラムに気になる投稿がありました。それは、付属のUSB Type-Cのケーブルを使用するとフリーズするという内容でした。なんですと・・・。

そこであらたにUSB3.2 Gen2 Type-Cケーブルを発注。ケーブルを交換して再度Ubuntu Server をインストールしたところ、エラーは出ませんでした。よしよし、これで構築始められると思った矢先、再起動すると同じエラーが出て起動できない。なんでー！！

もしかして初期不良なのかと疑いましたが、余っていたスマホの充電用Type-Cに交換すると、Ubuntu起動しちゃう。ただし、充電用なので大抵の場合USB2.0接続になります。なので速度がでません。

諦めきれず、近所の家電量販店にケーブルを調達にいきました。あったのは、USB 3.2 Gen2 Type-C to Type-Aしかなかったのですが購入。アマゾンで買うより高い！

これでダメなら諦めようと心に決め、ケーブル交換！スイッチON。

秒で起動しやがった・・・。何度か再起動させてみたけど問題なし。まてまて、ここで安心しちゃいけない。もしかするとUSBの接続が2.0かもしれない。「lsusb -t」でUSBの接続タイプを確認。

おー！ちゃんと10Gbpsで接続されてる。ついでに、転送速度のテストも行ったが内臓SATA接続のHDDと同じ速度出てました。

これでやっと進められる。まさかケーブルに悩まされるとは思ってもいませんでしたよ。

DS920+（XPEnology）

Arc loader XPEnology DS920+ で運用していたMastodon、Misskey、MinIO、WordpressをBeelink EQ12 Proに移行。

移行理由＝DS918+とDS218+があるからいらなくね？あと、部屋の模様替えでタワー型だと邪魔になった。以上。

移行してから一か月以上になりますが、安定して動作しています。