無料でSSLを取得できることで有名な、StartSSL。ここ数年お世話になっています。
最初の手続きが少し手間ですが、手順などを記載されたサイトは探せばいくらでも見つかります。ですので省きます。
環境は、Ubuntu 14.04 Server。
取得したSSLの設置場所と活用
/etc/apache2/certs/ssl.key /etc/apache2/certs/ssl.crt /etc/apache2/certs/ca.pem /etc/apache2/certs/sub.class1.server.ca.pem
.keyと.crtはStartSSLで発行してもらったもの。
.pemはStartSSLからダウンロードしたものです。
wget https://www.startssl.com/certs/ca.pem wget https://www.startssl.com/certs/sub.class1.server.ca.pem
これはあくまでも一例です。各々の環境に合わせて設置してください。
apache2だけで使うのはもったいない。その他のソフトウェアでも取得したSSLを活用できるように設定してみました。
Apache2
Apache2を使っています。nginxを使ってみたいのですがまだまだ勉強不足。二の足踏んでます。取得したドメインでhttpsでアクセスすると警告は出ません。ですが、取得したドメイン以外では警告がでますのでご注意下さい。
<VirtualHost *:443> DocumentRoot "/home/hoge.com/public_html" ServerName hoge.com <Directory "/home/hoge.com/public_html"> </Directory> SSLEngine on SSLProtocol all -SSLv2 SSLCipherSuite ALL:!ADH:!EXPORT:!SSLv2:RC4+RSA:+HIGH:+MEDIUM SSLCertificateFile /etc/apache2/certs/ssl.crt SSLCertificateKeyFile /etc/apache2/certs/ssl.key SSLCertificateChainFile /etc/apache2/certs/sub.class1.server.ca.pem SSLCACertificateFile /etc/apache2/certs/ca.pem </VirtualHost>
postfix
送信時のメールデータを暗号化。オレオレ証明では送信時に確認画面が表示されますが、取得したSSLを使えば表示されません。こちらも同様、smtpサーバーのアドレスを取得したドメイン以外を指定すると確認画面が表示されます。
nano /etc/postfix/main.cf
# 最後に追記 smtpd_use_tls = yes smtpd_tls_cert_file = /etc/apache2/certs/ssl.crt smtpd_tls_key_file = /etc/apache2/certs/ssl.key smtpd_tls_CAfile = /etc/apache2/certs/ca.pem
vsftpd
Ubuntu 12.04 Serverではproftpdを使っていましたが、Ubuntu 14.04からvsftpdへ。う~ん・・・オレオレ証明でもいいかも。クライアントはお好みで。個人的に、FileZillaを使ってます。
nano /etc/vsftpd.conf # 最後に追記 rsa_cert_file=/etc/apache2/certs/ssl.crt rsa_private_key_file=/etc/apache2/certs/ssl.key ssl_enable=YES force_local_data_ssl=YES force_local_logins_ssl=YES
Webmin
サーバー管理ソフトです。デフォルトSSLでは、アクセスの度に警告画面が表示されますが、取得したSSLに書き換えると、すんなりとログインが出来るようになります。
Webmin管理画面からの設定方法。
Webmin → Webmin 設定 → SSL 暗号化 → SSL setting
# プライベート鍵ファイル /etc/apache2/certs/ssl.key # 証明書ファイル /etc/apache2/certs/ssl.key #追加証明書ファイル(連結証明書用) /etc/apache2/certs/ca.pem /etc/apache2/certs/sub.class1.server.ca.pem
SSLを取得したドメインでアクセスすれば、警告画面が表示されません。
あとは、年間更新を忘れずにしないと手間です。ご注意下さい。更新方法も検索すれば出てきます。
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